みなさん「酵素」と言えば何を思い出しますか？
「酵素ドリンク」や「酵素サプリメント」をイメージされましたか？
殆どのかたは食べる「酵素」をイメージされたと思います。
しかし、数年前は「酵素」と言えば「洗剤」？なんて言われる事もよくありました。
健康食品業界で人気の酵素ですが、酵素の活躍は健康食品業界だけではないんです。
今回は酵素について皆さんの知らないことを少しお教えします。
世界には酵素を作ることを仕事にしている会社がある
世界には酵素専門メーカーがあります。様々な酵素を日々発見、製造を行っております。これらの酵素は工業現場で使用されたり、農業や水産現場で使用されたりと非常に幅広いマーケットで活躍しています。
日々、酵素を探している
このような企業は日々新しい酵素を探しています。
どうやって探すのか？
それは・・・微生物です！
微生物によって作られる酵素は野菜や果物から取る酵素よりも安定性があり、生産性も高いので工業用に適していると言われています。つまり、彼らは微生物探しをしているのです。新種の微生物を探すことでその微生物が作り出す新種の酵素を発見できる可能性があるからです。
微生物探しは酵素探し！
工業現場で酵素はどんな働きをするの？
工業用の酵素で言えば、汚れを分解するための酵素洗剤や何らかの製造工程で不要なものだけを取り除くために、不要な物のみを分解する酵素をいれて処理したりします。
酵素は1つの仕事しかできない
工業現場で酵素が使用されるメリットとなる理由の1つに、「酵素は1つの仕事しかできない」という性質があります。どういう意味かと言いますと、タンパク質を分解する酵素「プロテアーゼ」であれば、タンパク質しか分解出来ません。それ以外の仕事は出来ないんです。
酵素は不器用
そんな不器用な酵素ですが、工業現場で、ある特定の物質のみを除去したい際にその特定の物質を除去する特長をもつ酵素を投入することで不必要な物質を除去することが出来るのです。
サプリメントで使用される酵素も不器用
サプリメントで使用されている酵素も例外ではありません。
糖質分解酵素「アミラーゼ」であれば糖質のみ分解します。脂質分解酵素「リパーゼ」であれば脂質しか分解しません。
何が言いたいかと言うと
様々な栄養素を摂取する1度の食事で単一酵素のみを摂取していては意味が無いと言う事です。1種類でも多くの酵素を摂取することで消化をサポートし、消化酵素の無駄遣いを防ぐことが出来るのです。
複数種類の酵素が入っている物を選ぶ
沢山の種類の酵素が入っていると色んな栄養素に対して働くことが出来るので非常に効率よく働く事ができます。
しかし、ここで誤解してはいけないのは、果物や野菜の数＝酵素の種類と認識することです。
果物や野菜の数＝酵素の種類ではない
酵素はあくまでもリパーゼやアミラーゼといった特定の酵素のことを指しますので野菜や果物の数＝酵素の種類ではありません。また、本当に消化をサポートするための酵素を含んだ商品を選択するためには微生物由来の酵素を選ぶ事をお勧めします。上記で話した通り、微生物由来の酵素は安定性があり、尚且つ1つの微生物で複数種類の酵素を産出するモノも存在します。
工業用の酵素の様に微生物酵素に着目する
工業現場で分解を目的として使用されている酵素達の由来の多くが微生物だという事で、今後サプリメント業界でもこのように微生物由来の酵素というものが増えてきます。
菌ブームとともに
米国の腸内フローラブームと共に菌に着目した商品が日本でも目立ちますが、それと共に菌由来の酵素に着目し始めた企業も増えてきております。（まだまだ業界にいないとわかりませんが）健康に敏感な皆さんは是非今後、微生物由来（菌由来）の酵素に着目してみてください！
最後に
こちらのブログでは・・・
酵素を中心に日常に役立つ健康情報を日々配信しています。
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