こんにちは。肌寒くなってきましたので体を温めるスタミナ食材「にんにく」についてご紹介したいと思います。スパイスとして使われていますが、臭いを気にされる方が多いと思います。人前に会う前はきっと食べないニンニクの強烈な臭いは「アリシン」という成分によるもので、実は強烈な分だけ私たちの体に良い効果をもたらしてくれるのです。
このアリシンはビタミンB1の吸収を高めて疲労回復に大きく働きます。他にも強力な抗酸化作用があり、免疫力を高めて抗ガン作用にも効果があると言われています。スタミナが付く・疲れが取れると言われているのはこの成分のお蔭です。この成分はすりおろされることで生成されますので、そのまま食べる、調理するよりもアリシンの効果を高めるためにすりおろしての摂取をお勧めします。季節の変わり目でもありますから「風邪かな?」「疲れているかな?」と感じたら、にんにくを食べてアリシンの力で元気になるのがお勧めです。
他にも有効成分の1つである「スコルジニン」には末梢血管を拡張する効能があるため、冷え性の改善や体を温める効果があります。暑い季節は夏バテ防止にスタミナUP、寒い季節は冷え性改善に体温UPと、1年を通して重宝される食材です。
スタミナ・免疫力・体温をUPさせるために、にんにくを食べる際には豚肉と一緒に食べる事をお勧めします。豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれるためアリシンとの相乗効果でスタミナ・免疫力をUPさせます。すると次第に体温も上昇し、スコルニジンによる血管拡張によって冬でも冷え性知らずのポカポカした体になれることでしょう。「野菜と豚肉のにんにく炒め」というのも良いですね!
ちなみに臭いを気にされる方は調理する際に、臭いの源である芯を取り除くことによってほとんど解消されます。あの香りが好きという方もいらっしゃると思いますので好みや料理によって芯を残すか残さないか調整すると、にんにくを食事に取り入れやすくなると思います。
これから寒くなってきますので元気で体温の高い体を維持するために、にんにくを上手に摂取されてはいかがでしょうか?
にんにく料理を食べて帰ろうか考えている、スタッフのイナザワでした。
素敵な1日をお過ごしください!