皆さんアルコールがどの様に体の中で代謝されているかご存知でしょうか?
お酒と上手く付き合っていくためにも
今回、改めてアルコールの代謝方法について簡単にご説明したいと思います。
【アルコールの代謝メカニズム】
①口から入ったお酒は胃で20%吸収
②残りは小腸で吸収
③吸収されたアルコールは血中へ
④血中へ溶け込んだアルコールは血管を通じて全身へ
⑤最終的に肝臓へたどり着く
⑥肝臓では、アルコールの90%がアルコール脱水素酵素(ALDH)によって代謝される
⑦アルコール脱水素酵素(ALDH)はアルコールをアセトアルデヒドに分解
※このアセトアルデヒドが動悸や頭痛、吐き気、顔を赤くしている原因
⑧体にとって害のあるアセトアルデヒドはアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によってアセトアルデヒドを酢酸に分解
⑨産生された酢酸は水と炭酸ガスに分解され体外に排出
以上が、アルコール代謝の簡単な流れとなります。
つまり、アルコール代謝にも酵素の働きが大きく関与していることがわかります。
日本人は特にアセトアルデヒドを分解するアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)が不足していると言われておりますので、更にケアが必要です。
ただでさえ、忙しく働く勤勉な日本人にとって二日酔いは悩みの種です。楽しくお酒を飲み、翌朝に残さない。これは健康にも仕事にも良いことだと思います。
二日酔いケアはアルコール代謝に関与する酵素(アルコール脱水素酵素とアルデヒド脱水素酵素)を考えた対策が大切です。
最後に・・・
飲酒により世界中で年間330万人が死亡しています。
これはエイズの死者数を上回り、10秒に1人が死亡している計算です。
その死因の多くは飲酒による病気、続いて交通事故です。
お酒を楽しむ人、ビジネスの席でお酒と戦う人 そんな未来に向かって戦う方の健康の健康と
アルコールで失われる未来が1つでも減ることを願って