こんにちは。秋の代名詞と言っても過言では無い「栗」をご紹介します。縄文時代人の主食でもあった栗は分類学上「果物」に分類されます。そして実際に食べる部分は「種子」にあたります。ご存知でしたか?豆類やイモ類に比べてでんぷんの粒子がとても細かく、エネルギーに変わりやすいので少量で効率的に栄養補給が出来る食材です。
一番注目すべき栄養素は「タンニン」です。このタンニンはポリフェノールの一種で渋皮に多く含まれています。強い抗酸化作用があることから余計な活性酸素を除去する、老化防止やガンの予防に働きます。渋皮煮にして食べるのがお勧めです。
また「ビタミンB群」が疲労回復・スタミナUPに、「ビタミンC」は風邪予防や美容効果に働きます。通常のビタミンCは熱に弱く加熱によって失われやすい性質がありますが、栗のビタミンCはでんぷんに包まれているので加熱してもほとんど損なわれず摂取出来ます。不足すると味覚障害や肌荒れを引き起こす「亜鉛」も豊富に含んでいるため、旬の秋に現代人は食べるべき食材と言えるでしょう。
茹でてそのまま食べてよし、栗ご飯にしても美味しいですね。旬を迎えるこの時期に参考にして美味しさと栄養を摂っていただけたら幸いです。自分で収穫される際はイガの棘にご注意くださいね。その分、美味しさもひとしおでしょう。
秋の紅葉も楽しみにしているスタッフのイナザワでした。
素敵な一日をお過ごしください!