こんにちは。「柿赤くなれば医者が青くなる」と言われるほど「柿」は栄養価が高く、健康食品として非常に優れた果物と言われています。大別すると甘柿と渋柿がありますが、熟すと自然に渋みが取れて甘くなるのが甘柿、熟してもなかなか渋みが取れず干し柿にすると非常に甘味が増すのが渋柿です。ちなみに柿の葉の若葉はおひたし、ごまあえ、天ぷらなどに利用されます。
柿の渋みは「シブオール」と呼ばれる「タンニン」が作り出します。昨日の「栗」にも「タンニン」が含まれており抗酸化作用やガン予防効果があることをご紹介しました。柿のタンニンは悪臭成分を元から絶つ高い消臭効果があり、体臭防止効果もあります。秋の果物は嬉しい成分をたくさん宿しているのですね。
また、余計な塩分(ナトリウム)を排出し血圧を下げる働きを持つカリウム、体内ではビタミンAに変わり目や粘膜、皮膚の健康を保ち、病気の回復や風邪の予防に役立つカロテンも豊富に含まれています。
生でそのまま食べるのが一番簡単で美味しい食べ方ですが、干し柿も甘味が強く、糖分が約4倍、カロテンは3倍、ビタミンAは2倍近くになるので、手間を掛けて干し柿を召し上がるのもお勧め。生の柿はなますやサラダに加えたり、和え物にしたりしても美味しいですよね。
旬を迎えた甘柿も干し柿も、今が食べ頃です。秋の恵みをしっかりいただいて美味しさと健康を手に入れましょう!
祖母が切ってくれた柿を思い出すスタッフのイナザワでした。
素敵な1日を!