アメリカの食品医薬局が先月、食用油などに含まれるトランス脂肪酸を3年後の2016年6月までに食品添加物から全廃すると発表しました。
以前から健康への影響が噂されて、2003年からトランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えていました。
最終的に食品に使う上で「安全は認められない」と結論付けたのです。
なぜこの様な事が起きているのか。トランス脂肪酸についてご説明します。
トランス脂肪酸は植物油に水素を添加して人工的に作られた油です。
賞味期限を延ばし、味を安定させたりなどを目的に開発されました。
日本でもマーガリンやショートニングが含まれる食パン、菓子パン、クッキー、アイスクリームなどの加工食品に多く使用されています。
摂取すると悪玉コレステロールを上昇させて肥満だけでなく心筋梗塞や冠動脈性心疾患などの心臓病のリスクを高めます。
ぜんそく、アレルギー、アトピー性皮膚炎などを引き起こすとも。全廃にされる理由です。
アメリカを始めとする諸外国は規制が進んでいますが、
日本ではあまり規制されず比較的に食品を通じて口に入りやすいものです。
もし健康を維持する事を考えればなるべく避けることをおすすめします。
しかし美味しいと感じるものを食べたいのが人間です。食べるとしたら程々に、ということをお伝えしたいと思います。
知らないうちに体に負担が掛かっている食べ物は意外にあるものです。
食への知識を増やすことが健康で元気な生活を送る一つの手段です。
今日はトランス脂肪酸を例に少し感じていただけたらと思います。
それではまた明日!