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N-ZYME®でエビのEMS対策!発症0%、生存率90%のエビ農家 in タイ

EMSの発症0%、生存率90%!水質改善・水質管理・病原菌対策・飼料(餌)としての利用

えび田

今回はN-ZYME®(エヌザイム)の水産現場での使用例をご紹介致します。

前回の記事ではN-ZYME®(エヌザイム)の病原菌に対する抑制効果についてお話をしました。

簡単に説明しますと、N-ZYME®(エヌザイム)に含まれる微生物は病原菌の成長を阻害するような成分を産生しており、その効果によってビブリオ菌やE.コリ菌といった病原菌の成長を阻害します。詳しい産生物質や病原菌については前回の記事「N-ZYME®の病原菌に対する効果」を御覧ください。

今回のテーマであるエビについても病原菌が関係しています。

弊社のあるタイは世界でも有名なエビ養殖の産地であり、エビ消費量の多い日本に対してタイから多くのエビが輸出されております。しかし、近年EMSという謎の病気が流行り、東南アジアやタイを中心にバナメイエビという種類のエビ産業に甚大な被害をもたらしました。本来エビは非常にストレスを感じやすく弱い生き物ですので、チョットした環境の変化や水質の悪化で大きなストレスが加わり容易に死に至ります。そのため、弱いエビにとってEMSの様な病気が一度発症してしまうと一気に広がり、大きな損害をもたらします。

また、EMSの最も問題となる点は解決策が見つかっていない点です。原因菌は腸炎ビブリオであることが米国の研究グループが発表しておりますが、決定的な解決策は見つかっていません。かといって、抗生物質や薬剤を大量に使用するとエビを食する人間に大きな被害をもたらすことになります。ただでさえ、近年のオーガニック思考と環境保全思考に伴いエビ養殖に関する抗生物質の使用は厳しく管理されておりますので打つ手がない状況で、エビ養殖を辞める農家さんも沢山出ているのが事実です。

 

そんな中、弊社では10年ほど前からタイ南部のエビ養殖地域にてN-ZYME®によるエビ養殖に関わってきております。

現在のN-ZYME®の使用方法は大きく分けて下記3つに分類されます。

①:稚エビ養殖(ハチェリー)段階で水質管理と病原菌対策としてN-ZYME®入りの水で飼育されております。

稚エビは酵素の沢山ある環境で免疫をつけ、病原菌から守られながら育っています。

②:エビ田の水質管理

エビ養殖の最も重要なポイントの1つが水質管理です。1つの池で多くのエビを養殖しますので大量の排泄物が発生します。

また、エビは脱皮を繰り返しますので脱皮殻もまた水質を汚す原因であり、エビのストレスとなる原因となります。そのため、エビ農家さんは毎日水質管理し、アンモニアや硝酸態窒素の数値をチェックしています。これら有機物の分解やアンモニア、硝酸態窒素の減少、維持にN-ZYME®が一役かっています。

③:エビの酵素サプリメント(飼料として与える)

人間同様、エビの餌にN-ZYME®を混ぜて給餌しております。餌に混ぜて与えることでエビの体内環境を良くし、病気に負けない強いエビを育てます。また、飼料効率が上がり、成長率のUP、致死率の減少が確認されています。

 

このように、稚エビから育成まで一貫してN-ZYME®を使用して管理するマーケットがタイ南部で形成されております。

また、事実EMSの発症が問題となる中、N-ZYME®管理されたエビ農家ではEMSの発症0%、生存率90%と脅威の数字が出ておりす。

そして何より、N-ZYME®はエビの飼育に適した環境であるマングローブから生まれたオーガニックの商材ですので、ヒトや動物、環境に有益はあっても害は無い商材なので環境や健康を気にすること無く使用することが出来ます。

エビ養殖はまさにN-ZYME®による体内管理と体外管理をおこなっている良い例です。

近年人口増加に伴う食料供給の確保として水産業界は発展を求められる時期に来ております。その一役をN-ZYME®を通じて担うことが出来るよう取り組むとともに、今後は人間同様N-ZYME®を利用したエビや水産物のN-ZYMEサプリメントの開発も検討していきたいと考えております。「安全で美味しく、元気な水産物を育てるために」

エビや水産養殖でのN-ZYME®を使用した管理にご興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

写真(1枚目:綺麗な透明なエビ 2枚目:水質検査 3枚目:米粒以下の稚エビ)

エビ水質検査稚エビ